DSC_0272.jpg週末、福岡県立美術館で開催されている「安野光雅の絵本展」に行ってきました。行けるかどうかわからなかったので、行こうっと主人が言ってくれた時はうれしかった。子どもたちも退屈かな・・と思いながらも、美術館の雰囲気やマナーも知って欲しくて一緒に連れて行きました。

もともとエッシャーに興味があって、そのエッシャーの影響を受けたという絵本「さかさま」を手にしたのが最初だったと思います。すぐに安野さんのファンになりました。皇后美智子さまが訳された「どうぶつたち」の表紙(切り絵)もそうです。

安野さんの絵は数学的であり、柔らかであり、ユーモアもあり・・本当に多彩な方だなぁ・・と見入ってました。額装された絵もまた絵本とは違う雰囲気があって、その世界に浸ったひとときでした。

DSC01906.jpg2010年の締めくくりに選んだ本というわけではないのですが・・ここ最近の私のテーマでした。本は夏頃読み終えてます。いろんな表現の仕事があり、その道のプロフェッショナルの方たちが自分たちの視点で仕事について書いてます。最初はタイトルと表紙が気になってネットで購入した本ですが、子供たちが大きくなる過程で、本棚にあったらいいな、と思える本でした。

「ものづくり」ずっと幼い頃から心にあって、形にしたいけれどそれがなんなのかわからないでいます。来年1月から2年間、学校(通信)に行くことにしました。今、36歳。2年間の基礎・専門課程を得て、38歳で試験も受ける予定。・・できるかどうかなんてことは横に置いといて、それが私の目指すものだったらいいな、と思っています。やってみないとわからない。すべてやり終えて、やっぱり違うってこともあると思うし。仕事もしながらなので、家族の理解と健康が不可欠。いろいろやりたいことがたくさん。

今年も残り一日。きっと物思いにふける暇なく、新年を迎えるんだろうな。それもいいかな。去年1年があまりに濃くて、記憶から消えてしまいそう・・。ただ、「泣いても一生、笑っても一生」という言葉通り生きていきたいと思った年の暮れでした。
2010.12.23 急がない
DSC01907.jpg葉祥明さんの著書「急がない」。自分のことをせっかちな性格とは違うかな~っと思っているのですが、日々何かに追われるように過ごしている気がしてならない今日この頃。たま~にご褒美のように一人静かな時間をもらえると、自分がリセットできてうれしい。

紹介したい言葉は山ほどあるのですが、その中からひとつ。

***
急がない。
物事には、すべて、その時がある。

何度でも言う。
あなたがどんなに急いでも、
その時が来ていなければ、
そうはならない。
それは自然の理だ。
2010.11.19 ・・・
素敵な詩を見つけたので、紹介します。


作者不明
伊藤比呂美訳

『今日』

今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう


人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの?とか

わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした。
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした
それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?

今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって。

そしてもし、そっちのほうがほんとなら
わたしはちゃーんとやったわけだ。
RIMG0098.jpg5月から読み始めて、やっとやっと読み終えました。感想という感想は書けません・・。なぜなら・・とっても難しかったので。これって本当にベストセラーなの?みんな理解できたの??っと思うくらい、私にとっては喉を通らない本でした。ただ、今はその全貌が明らかになっている遺伝子について、どのような経緯を辿り、いまがあるのかということを知り、病気や医療について深く考えさせられました。
RIMG0042.jpg あっという間の毎日ですが、少しでも本を読んでいたい気持ちがあり、むすめを寝かしつけている時間が読書の時間になっています。写真の「いのちのバトン」はいわさきちひろさんの絵に日野原先生が詩を書いています。以前新聞で紹介されていたもので、子どもたちと一緒に読めるかなっと思い購入。まずひとりで読んでみて、うまく表現できませんが喉元がぐーっと熱くなる本でした。小学生高学年になれば読める(理解できる)かな。詩もそうですが日野原先生の「いのち」についてのとらえかたが私はとても好きで、分厚い本もありますが、まずはこれから・・って感じで子どもたちの本棚へ置いておこうと思いました。
2007.05.22 ばらとおむつ
ばらとおむつ

詩人、銀色夏生さんのエッセーです。
脳梗塞で倒れた母親の介護日記になっています(実際介護しているのは、実兄)。
脳梗塞で倒れたけれど、元気に畑仕事ができるまでの記録(完治ではない)で、何かのお役に立つのであれば・・と書き始めたそうです。

                      ★ ★ ★

本の一説から抜粋。
『プロというものが私は好きだ。その職業が好きで、なるべくしてなった人は、その職業ならではの切り取り方でものごとを見ている。そういう、プロの視線というものに敬意を払う。世の中への参加の仕方って人それぞれやり方がある。そのつかみ方が職業というものだ』
(一部編集しています。)

                      ★ ★ ★

私も「プロ」や「職人」という人たちが好きです。どうやったらその精神に近づけるか、いつも考えているような気がします。
彼女(銀色夏生さん)の生死に関する視点や、物事の捉え方がおもしろく、ほとんどの作品を読んできました。様々なことを考え、色々な視点で詩以外にもたくさんの本を書いていますが、どれも一環している思想がある。だから読んでいてこちら側の気持ちがぶれないし、深く考えさせられます。
・・とは言っても偏っているのか(?)彼女に対しては賛否両論あるようなので、絶対オススメ!というものでもありません。


『ばらとおむつ』
銀色夏生 著
角川文庫

2007.02.02
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   太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
   次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

                       三好達治 「雪」より

私の町でこの冬初めて雪が積もりました。
うれしくて、うれしくてむすこと朝から雪だるまを作り、歩いて登園。

「雪」という詩を初めて目にした時、静かな夜にしんしんと積もる雪の様子が目に浮かびました。九州に住んでいるので、なかなかここまでの雪はお目にかかれないのですが、だからこそ「雪」の詩はグッと胸にくるのかもしれません。
yuki2
一段と寒くなりましたね。
雪景色を眺めながら元気に過ごしたいと思います。


追伸 : ・・と思ったらこんなに雪なのは北部九州くらいのようで、
     びっくり!うまく伝わるかしら。。
Merry Chirstomas☆

朝起きたら、なんと私の枕元にもプレゼントが・・!
となかい
ずっと欲しいなぁ~っと言っていた作家さんのとびだし絵本。
これは初めて見るタイプでしたが、とてもたのしい絵本でした。

となかい2 ペネロペ
となかいさんが飛び出しているところ。ペネロペはむすこへです。

夫の枕元にはなんにもなくて、ウキウキむすこは「とーちゃん悪いけんサンタさんこんかったねぇ」など意地悪を言っていました。
すかさず夫はブランケットを取り出して「とーちゃんところは"あわてんぼう"やったねぇ」だって。サンタさん、毎年きてくれるかな。
20061205120350.jpgむすこが夜、ねんねするときの絵本です。毎晩必ずこれっというわけではないのですが、最後が寝る話なので寝かしつける私としては寝る体制に持って行きやすく、心の中でその本とれ~っと念じてしまいます。本は基本的にむすこに二冊選んでもらって寝室へ行くようにしています。

おやすみなさいおつきさま  評論社
マーガレット・ワイズ・ブラウン著 クレメント・ハード絵

とにかく色がすばらしい。外国~って感じの色使いをしています。
原色だけれど、目がしばしばしない。夜の薄暗い部屋にもすっとなじみます。
絵本の中の明かりもどんどん暗くなっていき、おやすみ・・で終わり。中にでてくる「静かにおしっ」といううさぎのおばあちゃん。牛が飛んでいる絵。暖炉とその前につるされている靴下と手袋。どれをとってもキュートで「おやすみ」「おやすみ」「おやすみ」が繰り返され、言葉のリズムと共に眠りにつく絵本になっています。


20061205120359.jpg新聞で俵町さんが紹介しているのをきっかけに購入しました。その中の紹介文がとてもよくて、うろ覚えですが引用します。「夜遅くに起きてきた子供に、まぁ、まだおきてたの?と聞くママ。早く寝なさい、ではないそのやりとりに子供は”あのね、ママ・・”とよるくまの話を始めるのです」
『よるくま』ではなくそういうママになりたい、と思い続きが気になり購入した本でした。実際はママとの会話って本当に「まぁ、まだおきてたの?」と夢の話をする男の子に「それは女の子かしら?男の子かしら?」くらいで、後は「ううん、くまのこ」とよるくまの話になっていきます。それでも買ってよかったなぁっと思える一冊でした。

よるくま  偕成社
酒井駒子著