上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
先週、ドイツへ赴任していた元上司(というよりは私の教育係り)が帰国したと知らせがあり、一緒に食事をする機会がありました。

私が思いっきり仕事ができる環境を作ってくださった元上司(あえて元上司と表現させていただきます)。男職場で、女の人がたて続けに国内外出張していたのは私一人のようでした。多分、元上司もそのまた上司から疑問を投げかけられていたと想像します。だけど、私にとっては人生の宝だといえるような時期でした。

その元上司(異性)は、1年のドイツ赴任を終え無事に帰国。だいたい海外赴任して1年で帰ってきた人なんて聞いたことなく、これも元上司の強さだと思います。とにかく言葉も行動も強いし、頭いい、のレベルが違う。恐ろしい・・と思うことも多々ありましたが、やはりどこかに部下や人に対する愛情が流れているように思いました(くどいようですが、私は部下以下の立場になります。なので本気で怒られたことはないような・・)。

なぜ1年で帰国したのか、よくよく聞くと、自分の子供たちのことが気になったから、というのか一番の理由のようでした。思春期の子供と1年も離れてみて、家族のあり方がとても気になった、と。いま自分が父親として話せることはなにか。「それはなんですか?」と聞いてみました。長くなりますが、聞いてください。

『今の日本は、日本人ってだけで稼げた。だけどこれからは違う。子供たちにとって苦しい時代になっていくだろう。それをどうやって生き抜くか。人それぞれ考え方はあるだろうが、俺は親父からこう教わった。「常識と良識を見極めろ」と。常識とは、世間一般で言われている慣習のようなもの。例えば、日本でお箸を持つことが常識。だけど、国が変わればナイフとフォークが常識。10人いて、7人が同じことを言えば7人の意見が常識。10人の人間が入れ替わって違う10人になると、常識も変わる。常識とはそういうもの。だから迷ったら常識(多数意見)に従いなさい。だけど、良識は違う。日本でナイフとフォークを持ちたい、と心から思うのならば持ちなさい。10人の中で3人の意見に属するのならば、その意見(良識)を大切にしなさい。その常識と良識を見極めるため、自分の良識がなんなのかを知るために勉強するんだよ』

物心つく前から繰り返し言い継がれた言葉だそうです。
それは、伝えられた本人の言葉に変えられて息子さんへ継がれていっています。そして私は「その言葉、いただきます」と言って家に帰りました。私もちょうど「芯」について考えていたし、むすこが背負う未来について考えていたから。

どんな時代になっているだろうか。あまり楽観的に明るく考えられない。だけど、生み育てているいま、ちゃんと考えないと。
といっても、考えたところで大きく一気に何かが変わるわけでもなく、もうずいぶん前から少しずつ時代の流れはどこかある方向に向かっていると思うので、まずは自分の子供がなるべく楽しく生きていけるように。迷って、悩んで、死にたいと思っても生きていけるように。
私がずっと言葉にできずに思っていた言葉を、元上司がとてもわかりやすく説明してくれました。私はそういうことだと思っています。

GODIVA.jpg GADIVA2.jpg

家に帰って、ドイツ土産だと手渡されたゴディバのチョコレートをつまみつつ、夫にこの話をしました。
夫も深くうなずいて、「ただ、今はその『常識』がわからない人が多い。それを教えれるのは『家庭』だと思う」と一言。本当にそうだなっと思うし、こういう会話ができる関係に深く感謝。
そばにいたむすこがしきりにチョコレートをさいそくするから、「これ、カレーのルーだよ」、「辛いよ~」っと最後は辛い、まずい顔しながらのティータイムでした。
20061120131305.jpg
パンを与えられてうれしそう。ほらみて~。カレーパンマンだよ~だって。
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。